ネタバレなしでは語れない

映画大好き。感想はネタバレしないと語れないので、思いっきり結末にふれています。

2016-01-01から1年間の記事一覧

ケンとカズ

職場の前でカズを待つケン。そこに来たケンが、カズの後ろからお尻を軽く蹴る。それを合図に歩きだす二人。会話はない。あぁ、この距離感。パチンコに行って、帰り道、ここでも会話もなく、2人のバックショット。あぁ、この距離感。別れるとき、何か言いたそ…

ブリジット・ジョーンズの日記

15年前は本も読んだし、映画も見た。今回の続編の公開は、今さら感が否めなかったんだけど、見てよかった。2016年版にアップデイトされている。誰にも否定されない世界って、こんなにも心地がいいものなのか!!とにかく泣きましたよ。一人で行って、隣も女…

何者

何者と永い言い訳。自意識過剰で、少し性格が悪くないと、響かない作品かもしれないとの感想を読んだ。両方とも響きました、えぐられました。 烏丸ギンジに向けた拓人の言葉「頑張ってるところを人に見せるのはまだ何者でもないから」は、拓人が頑張ってると…

THE BEATLES EIGHT DAYS A WEEK

私は、THE YELLOW MONKEYが好きだ。私は彼らをライブバンドだと思っている。メンバー4人がライブを楽しんで、盛り上がり、いい音が出せて、曲作りとか、レコーディングとか、プロモーションなど、色んなことが上手く回り始めると思っている。ライブを軸にし…

永い言い訳

夏子に髪を切ってもらう幸夫の姿からはじまる。家で髪を切ってもらっている姿に、子供の頃母親にそうしてもらったことを思い出した。あながち間違ってはいない連想かもしれないと、見ているうちに思った。幸夫は徹底的に子供なのだ。それが簡単には変わらな…

高慢と偏見とゾンビ

こういう恋愛映画が見たかった。作中で一番ロマンチックに見えた場面は、エリザベスとダーシーが、地面から湧き出てくるゾンビを二人で刺すシーンだった。エリザベスは恋をしても武器を捨てることはしない。この、武器を自らが持つこと、その武器を男性に恋…

ハドソン川の奇跡、なんかじゃない

少し前、ツイッターで「女性映画が日本に来るとこうなる」というハッシュタグが話題になった。女性の自立や強さ、女性を取り巻く厳しい社会をテーマにしている作品が、恋愛や癒し、母性を前面に押し出したポスターやキャッチコピーにされている。日本が女性…

クリード チャンプを継ぐ者

勝敗は関係なく、リングに上がり続けることが大切だというロッキーシリーズのメッセージは受け継ぎつつ、リングから降りたロッキーも優しく描き切った作品だった。 ロッキーシリーズを1本も見たことがなかったので、見てから行くか、秋に診てしまうか迷って…