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ネタバレなしでは語れない

映画大好き。感想はネタバレしないと語れないので、思いっきり結末にふれています。

真珠色の革命時代

メカラウロコ27の「真珠色の革命時代」を配信で聴いて、最初に思ったのは、「変わった」だった。
何と比べてかと言うと、ライブアルバム「SO ALIVE」のそれ。どっちがいいとか悪いとかではなく、どっちが好きとか嫌いとかでもなく、ただ「変わった」と思った。

たまたま昨日読んでいた「BRIDGE1999.8」は、パンチドランカーツアーを終え、ライブビデオとライブアルバムを発表するタイミングで行われたインタビューだった。その中で、ツアーファイナル1日を納めたライブビデオがツアーそのもの総決算なら、ライブアルバムはバンド10年の総決算だと語られていた。そのライブアルバムの最後を締めくくるのが「真珠色の革命時代」だ。
ビデオはツアーを通じで完成した曲「SO YOUNG」で終わっている。アルバムもそうなってもいいのではとインタビューアーの話に、メンバーは「SO YOUNGで終わりたくないではなく、真珠色の革命時代で終わりたかった」と言っている。吉井さんは、「いろんな人がいいって言ってくれるけど、言うほどかなと思っていた。今回ミックスしてるときに、いい曲だな、若い時のイエローモンキーもやるなと思った」と言っている。この曲はアマチュア時代に「これからデビューします」ってライブで披露した曲だとヒーセが明かしてくれた。
それを聞いてインタビュアーは言う。「デビューからずっとツアーを続けてきたんだね」

この号は、4人が「ロックとは何か」「バンドとは何か」「ツアーとは何か」について話す構成になっている。音楽を取り巻く状況も変わり、バンドという形態に拘らなくても、ツアーをやらなくても、もっと楽な方法で音楽をやることはできる。ロックに拘るなんて古臭い、時代も変わってるんだしという風潮にも、彼らは、「自分達はこれが好き」と貫き通す。いや、貫き通すなんてかたっくるしいものではなく、好きだからこうする、だ。
試行錯誤してきたけど、今自分たちが見せられるのはこれと、アマチュア時代から演奏してきた「真珠色の革命時代」をラストにもってくる。変わっていないんだということと、変わってきたんだということを同時に感じさせる。
メカラウロコ27の「真珠色の革命時代」に感じたのは、「変わってないけど、変わってきた」ということだ。今年でデビュー25年、解散していた期間は約15年。その間に積み重ねたもの、手放したもの、手に入れられなかったもの。それらを全部ひっくるめて鳴らされた音。

変わることも、変わらないことも、恐れることなく、彼らは現在進行形で音を鳴らす。
変化を恐れるようになったのは、いつ頃からだろう。歳をとるのが怖い。でも、彼らと共に歳を重ねていけるなら、それは悪いことじゃない。

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