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ネタバレなしでは語れない

映画大好き。感想はネタバレしないと語れないので、思いっきり結末にふれています。

合葬 原作を読んで

私は、本は本、映画は映画と、それぞれ独立したものとして捉えたいので、比較したりはなるべくしないようにしてるんだけど、今回、原作を読んで気がついたことがある。

 

原作で、森が斬られたことで死を意識したのか、母親に会いに行ったと語る隊士がいる。気丈な人だったのに泣かれた、会いに行くんじゃなかったと続けて語るのを読んで、映画のラスト、砂世の泣いた顔が浮かんだ。

マンガの中で語られた母親も、映画の中で泣く砂世も、一人の隊士の母親、悌二郎の妹で極の婚約者だった砂世以上の存在として描かれているのではないかと思った。

それは、戦争で子供を失った、大切な人を失った多くの母親、女性たちだと思う。決して物語の中に登場しない、多くの女性たちの悲しみが、ここに描かれているのだ。